今週頭、突然「26日夜に行われる筈だった合奏の時間が午後に変更になった」という連絡が来た。
・・・そんな直前に言われても・・・大変申し訳ないが午後には既に予定が入ってるんです。
ってなわけで、夜の予定がスッパリ空いてしまった。別の練習の見学に行こうかとも
思ったのだが、めったにこんな機会も無いのでたまには映画を見に行くのも良かろうと、
映画の上映状況を探してみた。(後に後悔することになるとも知らずに・・・)
すると、見ようと思っていて見逃してしまった映画「パフューム」が、パルコ調布シネマにて
5/26から6/1までの1週間レイトショーで上映されるというではないか。この映画、以前友人に聞いたら
「オススメだよ」ということだったので、せっかくだから見に行こうと思って早速予定を立てた。
そして日が進み・・・
前日になって、当日は上野の東京文化会館で「N響メンバーによる木管五重奏とピアノ室内楽」の
演奏会が行われるのだということに気がついた。
・・・すっかり忘れてた・・・
26日は合奏があるからと思って断念したんだった。「そっちにしとけばよかった!」と激しく
後悔したものの、もう2,3日早く気がついていればともかく前日になってチケットの手配を
お願いするのも流石に悪いと思い泣く泣く断念。
後ろ髪を引かれながらも、初志貫徹で映画を見に行くことにした。
で、映画の感想。
主人公の、天賦の才能を持ってしまったが故に持つことになった歪んだ、しかし一途な情熱に切ない思いを禁じえませんでした。
その心の動きについては共感できるような気がします。(人として間違った行為だとかそういうことは抜きにして)
※館を出たら、同じ映画を見たらしい女性の二人連れが「あんなイタい映画だと思わなかったね?」って・・・
うーん、ま、確かにやってることを客観的に見ると相当イタいんですけどね(笑)
映画の見方って、人それぞれですよね。
映像は、表現(演出)過多な部分も散見されるものの、総じて僕の好きなコントラスト低めのトーンの映像でした。
(映画館だから良いですが、明るい部屋+DVDだとちょっと物足りない映像かもしれません)
映像の内容は、ヌードシーン(別にエロティックではない)やグロテスクな映像描写もあるので、
そういうのが嫌いな人にはあまりオススメできません。特に「蟲」系が嫌いな人は映画の序盤にいきなり
後悔することになりかねないのでやめといたほうがいいかも。
オチについても、「そう来たか」という感じ。
なんというか・・・少なくとも救いを求めて観る映画ではありませんね。はい。
↑こう書くとあんまり評価してないみたいですがそんな事は無いです。最近見た映画の中では一番良かったです。
kyamada くん、オススメしてくれてありがとう!