ポータブルレコーダ考

このところ各社から続々と出ている、ポータブルレコーダー。実際には以下の他にもあるんですが、本体にマイクが内蔵されていて、入手が比較的簡単。実売価格が2万?5万円程度程度のものに絞って検討してみました。 演奏家向けポータブルレコーダーに先鞭をつけた感のある Edirol R-09(以下R-09)

 

実際、現時点で僕の周囲では圧倒的なシェアです。

少し大きいけれど、本格的なマイクが直接つなげる Zoom H4(以下H4)

同じメーカーで、コンセプトがR-09寄りの Zoom H2(以下H2)

当初20万円クラスの超高級機種を出していて、その後廉価版が出た Sony PCM-D50(以下D50)

オーディオメーカーが出した、R-09対抗(?)ポータブルレコーダー Kenwood MGR-A7(以下A7)

ボイスレコーダーからの進化で、音楽録音向けに作られた Olympus LS-10(以下LS-10)

業務用オーディオ機器を出しているメーカーが出した TASCAM DR-1(以下DR-1)

他にもいろいろ出ているようですが、とりあえず今回はこれだけを対象とします。

今回は、これらの機種をアマチュアオーケストラの演奏者が普段の練習で使うという視点から考えてみたいと思います。(本格的なレコーディングという観点での評価は割愛します)

 ※あくまで私個人の主観による評価です。実際に使ったことがあるのは、R-09、H4のみで、その他の機種は、店頭で触った程度です。また、憶測・サポート外となる可能性がある情報が含まれておりますので、この評価をご参考にされる方は自己責任でお願いいたします。

【デザイン】
 あくまで主観ですが・・・ 
  R-09はとても無難にまとまっています。どこに持って行ってもそんなに目立たないデザインです。
  Zoomのははっきり言ってカッコ悪いです。外見も手触りチープな感じ。
  D50はさすがにSONY、重厚感もあり(実際に重い)、所有欲を満足させる質感です。
  A7は、最近の若者向けのオーディオプレイヤーといった趣。この中で一番小さいですが、質感は比較的高いといえます。
  TASCAMのものはサイトの絵を見ると微妙にR-09っぽいですが、実物を触ってみると「業務用メーカーが一般の人向けのものを作ったらこうなる」という感じのどちらかといえばシンプルなデザイン。一言でいえば「ハコ」っぽいです。

【サイズ】
  R-09 63mm×102mm×29mm 145g
  H4 70mm×152.7mm×35mm 190g(電池含まず)
  H2 63.5mm×110mm×32mm 110g(電池含まず)
  D50 72.0×154.5×32.7mm 365g(電池含む)
  A7 52.7mm×100mm×18mm 95g
  LS-10 131.5mm×48mm×22.4mm 165g(アルカリ電池2本含む)
  DR-1 70.0×27.0×135.3mm 208g(リチウムイオン電池を含む)
 ざっと分けて、「H4、DR-1、D50」「R-09、H2、A7」がそれぞれ同クラス。
 LS-10は、どちらかといえば後者のグループだけれど、長さだけ前者並です。
 収納能力の低い楽器ケースだと、サイズが小さいのは魅力ですね。
 この点では、A7、H2、R-09あたりに軍配が上がります。

【録音メディア】
 ここで出したものはほとんどSDカード・SDHCカード対応ですので、入手性・価格で問題になることはほとんどないでしょう。
 D50だけはさすがSONY、メモリースティックHG-DUOなので、同じ容量だと少し割高になります。
 ただし、D50は4GB、LS-10、A7は2GBの内蔵メモリがあるので、これらの機種は万一メディアを入れ忘れても大丈夫というメリットがあります。

【電池】
 電池の問題はかなり重要です。
 もちろん、長時間連続して録音できるということもありますが、 うっかり充電を忘れてしまったときに録音できないというのは悲しいものです。
 というわけで、緊急時にコンビニで電池が購入できるものが便利です。
 単三電池2本で駆動できるのは、R-09(4時間)、H4(4時間)、H2(4時間)、LS-10(12時間) ※()内はアルカリ乾電池での録音時間(公称値)
 単三電池4本で駆動できるのは、D50(24時間)
 専用充電池による駆動なのは、DR-1(7時間)
 内蔵電池による駆動なのは、A7(12.5時間)
 A7とDR-1は、この点がちょっと残念ですね。DR-1の場合一応予備電池も発売予定ですが、単三電池のメリットにはかないません。 ただし、双方ともACアダプタの端子は普通の5V・極性統一型だったので、PSPが使えると謳っているバッテリー類で充電できそうに思います。
 ※あくまで憶測です。実際に実行して何か起こった場合サポート外となる可能性がありますので、くれぐれもご利用は自己責任でお願いいたします。
 H2,H4は、9VのACアダプタを使用するため、USB系のバッテリーでは対応できないのが残念です。
 D50は大きくてかさばりますが、単三4本で24時間の長時間駆動というのはちょっと魅力的です。
 また、D50のACアダプタも極性統一型ですが、6Vという定格のため、USB系のバッテリーは避けておいた方が無難かもしれません。
 もっとも、乾電池で24時間駆動してくれれば外部バッテリーは必要ないとも言えます。

【長時間録音】
 通常、どの製品でも最低2時間くらいは連続録音できますので、自分の練習を録音する程度であればそれほど気にすることはありません。
 合奏等を録音する場合、2時間以上休憩なしということがあったりしますので、そういう場合のみ注意が必要です。
 R-09は、自動的に2GBごとにファイルが分割され、録音が継続されます。
 H2,H4はファイルサイズが2GBに達すると、自動的に録音停止・録音再開が行われます。停止-再開の間の数秒間は音が入りません。なので、MP3などであれば分割される心配はほとんどないといえます。
  ※初期型のH4は、非公式で条件付きながら4GBまで録音が継続されたのですが、SDHCに対応した最新ファームウェアでは上記仕様に変更されています。
 A7の場合、2GBではなく2時間ごとに録音停止・再開がおこわなれます。MP3などでも同様に2時間で切られてしまうらしいので合奏録音に使うのは厳しいかもしれません。
 ※今回のコンセプトでは関係ないので、ここでは詳しくは触れませんが、本格的に高音質で録音しようとすると、ファイルサイズが大きくなったときに
  機種によっていろいろな問題がでてくるので注意が必要になってきます。

【音質】
 ネットでの評判などを聞くと、R-09はノイズが多いなどと言われますが、私は同じ環境で比較していないのではっきりしたことは言えません。
 ただ、実際にノイズが大きいのかもしれませんが、少なくとも「練習を録音して自分のアラさがし」をする程度なら十二分の性能を持っています。
 H4に関しても細かいことを言うと、CDと同じ44.1kHzで録音する際に、実は正確な44.1kHzではないという問題があったりしますが、カジュアルな使い方であればほとんど問題になりません。
 D50,DR-1,A7,LS-10は店頭でちょっと録音してみた程度なので、参考程度に・・・。家電店の店頭は環境ノイズが非常に多い環境なので、あまり参考にはなりませんが、自分の練習を録音して聞く程度であればどれもそれなりの性能を持っていると感じました。
 ただ、A7に関しては、「オートレベル録音」(機械が適当にボリュームを調整してくれる)で録音すると、左右のボリュームを独立で調節するらしく、 オーケストラなどの録音をしようとすると、聞いたときに左右のボリュームが不安定に変わり、気持ち悪い音になる危険性があるようです。(バグではなく仕様らしい)  ですので、A7で練習録音をするならマニュアルで音量調整をしないといけないようです。

【操作性】
 これに関しては、使っている製品しか評価できません。
 H4は、ちょっとメニューやボタンの使い方に癖があり慣れが必要です。(慣れてしまえばそんなものですが・・・)
 また、マイクの音量切り替えだけや電源スイッチがスライドスイッチとなっているため、ポーチのようなもので保護しておかないとカバンの中で勝手に電源が入ってしまい、電池を消耗してしまうことがあります。
 この点は「ボタン長押し」で電源が入る機種と比べると欠点と言えるでしょう。
 録音ボリュームの調整などは、おそらく機種ごとにかなり違うと思いますので、このあたりは店頭で納得のいくまでいじってみることをお勧めします。

【設置方法】
 すべての製品は、机の上に「ポン」と置いて使うことができます。
 基本的に「お気楽録音」という意味ではそういう用途が一般的だと思います。
 また、他の製品はほとんど、「水平に置いたら水平方向の音を録る。」つまり、長辺方向の音を録るようになっているのに対し、 H2は、「垂直に置いたら水平方向の音を録る。」つまり、立てた状態で正面(実際には背後の音も録れますここれは詳しく触れません)の音を取るようになっています。そのために、本体を立てるスタンドも標準装備です。
 また、DR-1は、マイクの向きを水平?垂直まで90度回転することができるので、そのどちらのパターンも、中間で止めることもできます。マイクの向きによって、録れる音というのはずいぶん変わるので、凝ってみたくなったときにやや自由度が高いと言えるでしょう。
 きちんとスタンドなどにつけたい場合、多くの製品がカメラ三脚を使うことを想定しています。
 ・H2,D50,LS-10は、本体に三脚穴が付いています。
 ・H4は、標準でカメラ三脚用のアダプタがついてきています。
  ちなみに私は旅行用の8段三脚とセットで持ち歩いています。
 ・R-09は、別売りで、革(風?)カバーがあり、それをつけるとカメラの三脚につけられるようになります。
  さらに、マイクスタンド用オプションを購入すると、マイクスタンドにもつけられるようになります。
 ・DR-1は、三脚用ホルダがオプションで発売予定だそうです。
 準備・片づけはひと手間余計にかかりますが、三脚に設置したほうがテーブルの上に置くよりも(一般的には)いい音で録れます。 【価格】 これも結構重要ですね。
 最安値ベースで考えると、H2は別格の安さで約2万円強、H4がそれに次いで2万5千円程度、DR-1が3万円を少し切る程度、 R-09,A7が3万円台前半、LS-10が4万円台前半、D50が約5万円です。
 A7,D50,LS-10は内蔵メモリが十分ありますし、H4,H2は512MB、DR-1は1GBのカードが付いているので、MP3であれば購入状態でそれなりに録音ができますが、 R-09は付属が64MBとちょっと心もとないので、実際にはメディアの値段も考え、数千円プラスと考えるとR-09のほうがやや高めでしょうか。
 DR-1は、さしあたってH4寄りの財布にやさしい価格設定と言えるでしょう。
 ただ、DR-1はUSB充電が標準で、ACアダプタが別売りになるので、PCを日常的に使っている人以外の場合ACアダプタ(3,000円程度)を購入する必要が出てきて、結局R-09と似たような価格帯になってしまいます。
 ※長らくR-09は3万円台後半が相場だったのですが、(おそらくライバルの価格を意識してのことと思いますが)つい最近3万円台前半まで下がったようなので、今から買う人には値ごろ感が高くなっています。

【入出力端子】
 演奏者によるお手軽練習録音という意味ではあまり関係ないので詳しくは書きませんが、 ほとんどの製品は、普通に電気屋さんなどで売っている1万円程度までの録音用マイク(プラグインパワーと書いてあるもの)を使えるようになっています。
 しかし、H4のみは録音を趣味や職業としている人が使うような本格的なマイクが使えるようになっていて、プラグインパワーのマイクは使えません。
 もっとも、今回の評価はあくまで練習用のお手軽録音がテーマなので、気にしなくて良いでしょう。

【その他】
 LS-10は、小型ながらスピーカーがついているので、録音した音をその場で確認できます。少人数のアンサンブルなどで「演奏」?「確認」を繰り返すような場合便利といえるでしょう。
 音量はそれほど大きくないとは思いますが・・・(実際に試したわけではないので、カタログスペックからの憶測です。)
 H2,H4にはチューナー機能・メトロノーム機能がありますが、「試しに」以外には使ったことがありません。
 普通のチューナーより操作が煩雑で、普通のメトロノームよりも画面が見にくいので、あまり使う気がしません。
 ただ、適材適所というか、ギターなどの人には割と好評なようです。
 H2は、面白い機能として、4チャンネルの録音ができます。これは、前の左右・後ろの左右の音を録音し、立体音響を録音することができる機能です。
 オケの自分のパートのあたりに置いておけば、ほかの楽器のバランスが普段通りに聞けて面白いかもしれません。
 (再生装置も4チャンネルのスピーカーがないといけないので、そっちの方の敷居が高いですが・・・)
 H4は、同時録音は2チャンネルですが、簡易MTRとして使えます。たとえば自分ひとりで複数の楽器を弾いて、重ねて録音して1曲を仕上げるということができます。
 バンドをやっている人の場合、こういったもので作品を作る人も少なくありませんが、アマチュアのクラシック畑の人には通常縁がない機能といえるでしょう。
 DR-1には、演奏家向けに特筆すべき機能があります。それは、「可変速再生」です。 これは、録音した内容を、音程を変えずに-50%?+16%まで速度を変えて再生できる機能で、 「録音したものをゆっくり再生して指の練習をしたい」 ような場合に非常に便利です。
 ※実はこの機能、TASCAMから既に出ているCDプレイヤーに搭載されていて、私もそれを使っているんですが非常に有効です。
  CDをゆっくり再生してさらったり、合奏の録音をゆっくり再生しながら合わせたり、そういう練習ができるんです。
 この製品ならCDプレイヤーよりコンパクトですし、いちいちCD-Rを焼かなくてもいいし、個人的にはそのためだけに買ってもいいと思うような機能です。
 また、DR-1には、H2,H4と同様チューナー・メトロノームが付いているそうです。H2,H4よりは画面が大きい分使いやすいかもしれませんね。

というわけで、私の結論です。
1.普段から楽器ケースに入れておくなら、イチオシ:LS-10

 今回のリストの中では高価な部類ですが、乾電池で駆動、しかも単三電池2本で12時間の長時間駆動は魅力的です。
 また、手にもった質感もそれほど悪くはありませんでした。サイズはR-09などより大きいですが、厚さと幅はそれほど変わらないので、楽器ケースに放り込んでおいてもあまり邪魔にならないと思います。
 また、仮にSDカードを忘れても内蔵メモリで録音できることも評価のポイントです。
 さらに、もともとボイスレコーダーから進化した製品ということもあって機械に強い人でなくてもそれなりに使えるような操作性になっている点や、小型ながらスピーカーを内蔵しているので、少人数であればその場で聞くことができるのも嬉しいですね。
 また、三脚穴もありますので、合奏録音にも十分対応できるでしょう。
 リニアPCMで録音する場合、ファイルサイズ2GBで録音が停止するため、CD音質で約3時間以上連続して録音することはできません。
 僕のように練習録音をリニアPCMで録る人は少数派だと思いますし、MP3の場合4GBまで連続録音でき、大容量のSDHCカードを使い(電池さえ持てば)最高音質の320kbpsでも約28時間連続録音できますので、通常ほとんど問題にならないと思います。
 音質については、一度静かな環境で比較録音して評価したいところですが、まぁ最低限音程とニュアンスの確認には十分な性能を持っていると信じましょう。
 ※ちなみにこの製品、96kHz/24bitという、CDよりも情報量が多い録音フォーマットが選べるのですが、その点は今回のコンセプトでは「オーバースペック」として評価対象にはしていません。(H4、D50も同様)

 次点:R-09

 定番ですが、大きさと機能のバランスが非常によく取れているところに持ってきて、価格改定があったことが決め手です。
 改定前の価格だと、メモリカード代を考えるとLS-10と同程度になってしまいますので、ちょっと不利になります。
 メディア・電池の出し入れをするフタの構造にクセがあるので、その点は少し慣れが必要です。
 あと、個人練習だけでなくオーケストラ合奏全体の録音をするとなると専用ジャケットが欲しくなり、結局LS-10と大差ない出費になってしまうでしょう。
 LS-10にないメリットとしては、リニアPCMでサイズが2GBを超えてもファイルを分割して録音を続けられる点がありますが、今回のコンセプトではあまり関係ありません。

2.反復練習を重視したいなら
 これは圧倒的にDR-1

 電源の問題はあるものの、可変速再生の魅力は非常に大きいです。
 ただし、標準では充電はUSBケーブル経由なので、パソコンを持っていないと話になりません。
 パソコンがない場合、ACアダプタを別途購入することになりますが、その場合3,000円程度余計にかかります。
 「ACアダプタを使える練習場所がメイン」「自宅で置きっぱなし」というシーンでの利用であればかなり有効なアイテムだと言えそうです。
 もし僕がこれを購入したら、無保証を覚悟で外付けのUSB給電バッテリーとPSP用充電コードを一緒に持ち歩くと思います。
 ・・・ただ、そうなるとやはり小型でそれなりの音量が出るスピーカーが欲しくなりそうで、全体としては荷物が大きくなってしまい本末転倒という気がしないでもないですが(笑)

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一年・・・

一年前のこの日、とても悲しいことがあった。今日は彼のことを想いながら心静かに過ごそうと思う。 ・・・この一年で僕は変わることができただろうか。これからの一年で変わることができるだろうか・・・。たとえ一歩でも、いや半歩でも前に進んで行きたいものだ。

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釣り初め

みなさんあけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

この年末は、毎年恒例の餅つきが諸事情により中止になってしまい、
なんだか年が明けた気がしません。

仕方がないので(?)、釣り仲間とショウサイフグを釣りに行くことにしました。

ショウサイフグには毒がありますが、この釣りをやっている釣り宿ではスタッフがフグ処理の免許を取っていて、釣ってきたフグの毒のある部位を除去してくれるので、持って帰って食べることができます。

ここでのフグ釣りは、普通の”餌を食べさせる”釣りではありません。
「カットウ釣り」といって、寄せ餌(青柳)に寄ってきたフグを、下についている大きな針でひっかけて釣るというものです。

この釣りをするのは実は初めてなので釣れるかどうかわかりません。
だけど、みんなに食べさせる約束をしちゃった以上、意地でも釣らなきゃいけません。

今回の宿は幸栄丸さん。同行者はいつものくまんまさん、YOTA8さんです。
鹿島港から出船、一路鹿島沖を目指す・・・と思いきやずいぶん先、銚子の近くまで走って釣り開始です。

・・・が、あんまり釣れません。ここでは1,2名が本命をゲット、数人が外道のカレイを釣っただけで終了。鹿島沖に戻りました。

そこでようやく一匹目。フグのあたりの感覚がよくわからず苦戦。数匹釣ってからようやく感じがつかめました。

そこからは、大移動することなく釣り続け、少ないなりにポツポツ釣れ続け最終的には15匹。
15匹
なんと、ビギナーズラックで日の竿頭(※船内で一番たくさん釣った人)になってしまいました。

さて、全部処理してもらうとこういう状態になります。
まるはだか

あとは刺身にするなり、チリ鍋にするなり、唐揚げにするなり「なんでも来い」です。
今日は外道で釣れたイイダコ、お土産としてもらったイナダも一緒に料理しました。

1.フグ刺し
テッサ
定番ですね。ちょっと洗いすぎで身がやわらかくなっていてイマイチ薄くできませんでしたが、さすがフグ。おいしかったです。

2.フグの素焼、イナダの塩焼き
焼き物
一番小さいフグは、そのまま何もつけずに焼きました。ポクポクしてこれも美味い。酒が進みます。
一方イナダはサイズが小さかったこともありうまみに欠け、魚臭さが全面に出てしまいました。ちょっと残念。

3.イナダ刺身
イナダ刺身
これも塩焼き同様うまみに欠けました、正直失敗。

4.イイダコ・イナダのアラの煮物
煮物
イナダはこれが一番でしたね。一匹丸ごと煮物にしたほうがおいしかったかも。
イイダコも、季節はずれでしたがおいしかったです。

それから翌日朝飯にフグの一夜干しを食べましたが、これもご飯というより酒かなぁ・・・。

さてと、明後日はパーティーでフグ刺しとフグチリ。喜んでもらえるといいな♪

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ワカサギ

毎年11?12月の恒例イベントとなっているワカサギ釣り、例年はいつもの釣り仲間くまんまさんやYOTA8さんほか4?5名で行くんですが、今年はYOTA8さんが参加できなくなってしまったのでくまんまさんとそのご友人、そして僕の3名での釣行となりました。

行き先は高滝湖。房総半島のど真ん中です。
ワカサギというと長野県の諏訪湖、山梨県の河口湖・山中湖、群馬県の榛名湖・赤城大沼など、寒いところのイメージがありますが、実は平地の湖にも居るんです。
というか、もともと上記のような山上の湖などでも、茨城の霞ヶ浦から卵や稚魚を持ってきて放流しているところが大半です。

ワカサギ釣りも楽しいんですが、寒いところで体を動かさずに釣りするなんてのは耐えられない軟弱ものなのでそれほど寒くない高滝湖に、しかもそれほど寒くない時期に行きます。
(氷に穴をあけてワカサギを釣るのなんか、とてもじゃないけど耐えられません)

くまんまさんのご友人は、現地近くにお住まいなので直接現地集合。僕は朝4時起きで途中でくまんまさんを拾って現地に向かいます。
朝7時から3人乗りのボートに電動のモーターをセット、魚群探知機までセットして釣り開始です。

モーターがないと、手漕ぎってことになるんですが、やっぱり軟弱ものなので耐えられません。
それから魚群探知機、寒くなるとワカサギが底に集まるんで無くても何とかなるんですが、温かいうちはワカサギが上層や中層に行くことがあるので、
これがないと「魚のいない深さに仕掛けをぶら下げてるだけ」ってなことになりかねず、あると無いとでは釣果に歴然たる差が出ます。

朝7時から夕方4時過ぎまで釣りをして、(数え間違えでなければ)299匹。あと一歩で300匹には届きませんでした。
くやしいけど、食べるには十分な量だからまぁいいか。

一日船の上でバランスを取っていたせいで、翌日は背筋が張っていました。やっぱり軟弱だな?。

この日、夜は夜でオケの仲間たちと地ビールをたくさん置いてあるお店で飲み会。終電で帰宅しました。

20時間以上起きて動き回ってくたびれたけど、とっても充実して楽しかった?。

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口内炎

ここのところやや体力が落ちていたところに加えて、この週末は毎日飲んだくれていたのでそれが良くなかったのか、舌の根元に大きな口内炎が出来てしまいました。

唇の裏側などであれば慣れているので痛いなりに日常生活は送れるんですが、舌の根元というのは初体験。
舌を動かすだけで痛いので、会話時に活舌が悪くなってしまいます。
(管楽器奏者ではないので、楽器の演奏に影響が無いのは不幸中の幸いです)

・・・でも、会話より困っているのは食事。人間って、物を噛んだり飲み込んだりするときに舌をずいぶん使っているものなんですね。
味はわかるんですが、その痛みで食事がイマイチ楽しくありません。

対策は、とりあえずビタミンBサプリメントとうがい薬によるこまめなうがいでしょうかねぇ・・・。

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釧路釣行

毎年、この時期の恒例イベントとなっている釧路釣行。
今年は10月31日から11月3日までの3泊4日です。
往路

狙うは北海道にいるイワナの仲間「アメマス」です。

場所は道東にあるとある河川。(人から教わった場所なので、ネタバレするとまずいので写真はほとんど載せられません)
朝まだ暗いうちに釧路を出て、明るくなってから釣りはじめます。
(暗いうちからやらないのは、ヒグマがいないエリアではないので念のため・・・)
ちなみに、ここにいくときは用心のため必ずクマ撃退スプレーを持っていきます。

使わないに越したことはないですし、そもそも持っていても役に立つかどうかはわかりませんけどね。
※ちなみにこのスプレー、飛行機には機内持ち込みでも預け手荷物でも携行できません。
 事前に宅配便などで送る必要があるので、それがやや不便。
 めったに使うものじゃないし、飛行場かレンタカー会社あたりでレンタルサービスやったら使う人いると思うんだけど・・・。
 もっとも、言ってみれば「凶器」ですし、犯罪に使われる危険性もあるからそう簡単にレンタルというわけにはいかないのかもしれません。

ちなみにここは、朝のうちよくタンチョウが訪れます。
丹頂鶴
※望遠ギリギリで撮ったんですが、遠すぎてこれが限界でした。

タンチョウはいちどペアを作ると基本的に一生一緒だそうですが、実際ここで見かけるときも必ずペアで、単体での固体を見たことがありません。

さて、肝心のターゲットですが、こんな魚です。
アメマス

ちなみにこの固体で40cm程度ですが小さいのでも30cmぐらい、大きいものだと70cm前後のものまで、
本州の感覚がまったく通じないレベルで釣れまくります。

初日は釧路空港から即釣り場に向かい、12時?15時までの3時間ほどで30匹ほど。
2日目は、6時?14時(雨が降り出したので早上がり)までで、正確には数えていないもののたぶん7?80匹。
3日目は、6時?15時半頃までで102匹(ちゃんと数えてみた)

と、下手な釣堀よりよっぽど釣れて、しかも本州でつれたら大騒ぎするようなサイズなんだからたまりません。
魚の引きで腕が痛くなるなんて、なかなか味わうことができない経験です。

夜は夜で、釧路の町で炉端焼きや生牡蠣などに舌鼓を打ちます。

最終日は釧路の駅前にある観光市場「和商市場」でウィンドウショッピングです。
カニなんかをよく売ってますが、正直その手のものは東京で取り寄せても変わらないので適当にスルー。
どちらかというと現地でしか売っていないようなものに興味が行きます。
今年の目玉は生の鯨。通常調査捕鯨のミンク鯨は冷凍で売っているんですが、釧路沿岸での調査捕鯨で獲れた鯨が生で店頭に並んでいたんです。
きれいな赤身でかなり状態もよさそう。しかも一番高い物でも100g400円弱、今年の実家へのお土産は迷わずこれに決定です。

※この肉、後日刺身で食べましたが本当においしかった。今まで食べた鯨の中でも最高でした。

いやー、釣りまくり・食べまくりで楽しかったです。来年もまた行けるかなぁ・・・。

ちなみにこの時期の釧路エリアに観光資源が少ないせいでしょうか、交通費・宿泊費が非常にリーズナブルです。
旅行代理店の「往復航空券+ホテル3泊(朝食付き)+期間中レンタカー」のツアーを組んでなんと一人4万円ほど。
レンタカー代は参加者2名での折半としても、どう考えても航空券代にもなりません。
(なにせ羽田?釧路の正規料金は片道35,700円ですから・・・)

帰りの飛行機が日曜日になると、もう数千円高くなるんですが、それにしたって計算が合いません。
世の中の仕組みってフシギなもんですよねぇ・・・。

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勘違い

今日、予約注文していた「プロコフィエフ ヴァイオリン協奏曲第2番」のスコアが届いた。
アチコチのヤマハなどをめぐっても見つからなかったので、二ヶ月ほど前にネット上で注文してあって、海を渡って届いたものです。
で、代引の支払いを済ませ、荷物を受け取るとなんだか軽い。大判スコアだとばかり思っていたのだが、開けてみたらポケットスコアでした。
改めて注文時のメールで明細を確認したらちゃんと「Study Score」って書いてある。完全に自分の勘違い。
しかしなんで大判だと思い込んでいたんだろう?・・・フシギだなぁ・・・
それはともかく、約8,600の予価だったのが代引手数料込みで約7,800に下がってたのでちょっと幸せ。
これで来春の協奏曲向けの練習を、スコア付きで迎えられるぞ!

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ねこ鍋

台風9号の影響で、世間はだいぶ大変なようですが、そんな中たまにはヌルーい話題を提供します。
友人のブログで見かけてすっかりヤラれてしまったので転載。

ん?、平和だ・・・

ちなみにこれ、目覚ましテレビか何かで紹介されていたそうですね。

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シイラ?マグロ?

もうそろそろシーズンオフになるし、来月は演奏会が待っているので、今年はこれで最後になるであろうシイラ釣り。
いつものメンバー+その友達で、房総半島「保田」の村井丸(http://www.muraimaru.co.jp/)さんからの出船です。

今回はちょっと贅沢に、ルアーの定員は16人という大型船(いつもならこれを10-12名で借りるレベル)をたった6名で借り切ることになりました。

しかも、いつもは漁船にちょっとだけ釣り用装備をしたような船が多いんですが、ここの船は完全な釣り船装備。
船長も穏やかな感じで、人当たりのソフトなお兄さん。
いつも行ってる船宿の、漁師っぽい船長+漁船みたいな船もそれはそれで別の楽しみがあるんだけど、今日は「お客様」感覚で楽しめそうです。ちょっとワクワク。

5:00過ぎに出船し、保田沖で少し竿を振ってみたものの、イマイチ反応は良くありません。
ここの常連のていくさんと船長で相談し、一気に東京湾を横断し城ヶ島へ。そこから房総半島の突端、布良(めら)方面に向けて移動しながら釣るということになりました。

城ヶ島沖に着いてもしばらくは、漂流物(シイラは漂流物の近くに居ることが多いんです)も無く、たまに魚が居ても反応はイマイチ、人間の反応もイマイチになり始めていました。

そんな中、布良に向かう途中の潮目で、小型のシイラの群れが。
小型とはいえ、まだ魚を釣り上げていないみんなは懸命に竿を振ります。
ここで一応全員ゲット。ボウズはなくなりました。

そんなこんなで、人間の方の活性がだいぶ上がってきたところでさらに沸騰させる状況が!鳥山の発生です。
鳥山ってのは、読んで字のごとく沢山の海鳥が海上の一箇所に留まって騒いでいる状況なんですが、

  鳥山がある→下にはイワシなどの小魚の群れがある→小魚などを狙う大型の魚が居て、しかもエサがいっぱいなのでテンションが上がっている

という、この釣りで最も高確率で魚がつれる状況の一つなんです。

みんな目の色を変えてルアーを投げると、程なく僕とていくさんにヒット。
ジャンプもしなければ、明らかに泳ぎ方がシイラとは違います。

ここ数日、村井丸さんや近隣の船宿でキメジ(キハダマグロの子供)が釣れていたのでソレかもしれません。

ていくさんは馴れたもので、あっという間に寄せてゲット。
案の定6.0kgのデップリしたキメジです。おいしそう・・・

続いて僕も取り込み。5.5kgとていくさんのよりは少し小さいけど、僕にもキメジが。
これで今日の夕飯は決まったな・・・と思いほくそ笑みます。

続いてくまんまさんは今日最大の6.1kgをゲット、そして僕も二匹目の5.5kg。みんなのテンションは最高潮に。
くまんまさんはさらにこの後3.5kgのカツオを2匹上げました。
キメジも悪くないんだけど、3.5kgのカツオは最高に美味いだろうな?。うらやまし?!!
・・・と、ここで僕もカツオ狙いのルアーに変えて投げたら、スグにカツオらしき魚がヒットしたんですが、寄せている最中にバレてしまいました。悔しいっ!!

・・・と、船内がひとしきり興奮し、落ち着いたところで本来のシイラ釣りに戻りましたが、その後も本命であるシイラの方は相変わらずあまり見かけず、そのまま時間切れとなりました。

結局シイラ・キメジ・カツオ全部入れて6人で20匹強と、「爆釣」には程遠いものの、今年最後のシイラ釣りとしては最高の終わり方をすることができました。
船長、一緒に行ってくれたみんな、どうもありがとうございました!!
キメジ二匹

というわけで帰宅後ですが、5kgの魚が二匹もいるとその処理も大変なわけで、ご近所に分けてもまだ沢山あって当然マグロ尽くしになるわけです。

料理前、2匹でシンクが一杯になりました。
シンクいっぱい

 ・刺身
  刺身
  →本マグロではなくキハダマグロで、しかも幼魚です。ン10kgクラスのマグロではないので、赤身も白っぽいし
   腹の一番脂が乗っているところでもギリギリトロかな?って感じですね。
   我が家は脂好きというわけではないので脂が少ないのはむしろ歓迎ですが、好みは分かれるかもしれません。

 ・ヅケ
  ヅケ
  →味醂と煮切った醤油にワサビを溶かしてマグロの身を漬けたものです。
   成魚のマグロほど身の味が濃くない分、赤身の部分はこうしたほうがウケがいいかもしれません。

 ・煮物
  煮物
  →血合いを中心に甘辛く煮たものです。「マグロの角煮」に近いものですね。

 ・兜焼き
  刺身
  →単純に、頭に塩を振ってなじませておいて30分ほどオーブンで焼いたものです。
   個人的には身の部分に一番旨みがあるのはこの頭の部分だと思います。
   目玉やその周りの身も最高!

等々、右を向いても左を向いてもマグロだらけ。面白いところでは胃袋を開いて塩焼きしてみました。
これは、なんていうかコリコリしたモツ的な食感でして、芥子醤油で頂きましたが日本酒のツマミにナカナカ乙でした。

※ちなみに余談ですが、成魚のマグロは生態系の上位に居るため重金属類が体内に溜まりやすく、妊婦さんなどはあまり食べ過ぎるなというお達しが厚生労働省から出ているようですが、「メジ」と呼ばれるマグロの場合まだ若い魚なので重金属類の蓄積はかなり少ない筈なので、そういう意味では身体に優しいマグロです。

美味しかった?。来年もマグロ・・・じゃなかったシイラ釣りに行くぞ?!!

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テニス日和

今日は、小学校時代からの友人が主催のテニスの集まりに参加してきました。
昨日までは地獄のような暑さだったので、13:00-15:00という一日で一番暑い時間帯のテニスなので参加しようかどうか迷っていたんですが、今朝は昨日までとうってかわって涼しく「どんより」としたくもり空で最高のテニス日和(笑)

友人とその知り合いの人たち13人で2コートを使って2時間汗を流しました。

数年ぶりにテニスラケットを振りましたが、意外と感覚は忘れていないもので、サーブの成功率が低い以外は自分なりに満足のいくテニスが出来ました。
しかしやっぱり基本中の基本「球を良く見る」ってのが出来てませんね?。ブランクの長さを思い知りました。あと体力の衰え(汗)

でもお遊びとはいえやっぱり試合に負けるのはくやしい!次回参加するときは負けないぞ!!

ここのところ、スポーツで汗をかくということをしていなかったけど、今日こうやって身体を動かして大汗をかいて、クーラーの毒がしみこんだ身体を少しリフレッシュできたかなぁ。

P.S.しっかり左手(左利きなので)にマメを作りました。演奏に影響の無い位置でよかった。

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